品川OLの腰掛日記

彼氏のことや仕事のことなど

アニメキャラと結婚したい

小学生、いや幼稚園の時分から、アニメばかり観てる子供だった。物心ついたときにはすでに食い入るように美少女戦士セーラームーンを毎週観ていた。正直セラムンさえ視聴していなければこんなに夢見がちにならなかったのではないかとさえ思う。恐ろしやセラムン。別に私のアニメ遍歴をここでさらけ出したくはないんだけど(クッソ恥ずかしいだけだ)、私はセラムンがベースにあるから、女の子(=自分)はイケメンで優しい異性と付き合って結婚するものだと信じていた。信じていたというよりそれが常識だった。確かに中高生の頃はその年代にあった漫画やらアニメやら観てたから多少は矯正されたけど、にしたってルルーシュも王子様だしなあ。日本は多神教だけど案外王家も多いのかもな。

そんなアニメ少女が小学生の頃から抱えていた大きな問題意識が、「アニメキャラとは触れ合えない」という問題だった。なんていうか人肌恋しい子供だったのだ私は。アニメにも動物園のようにふれあいコーナーがあればいいのだけど生憎そんなものは存在しない。

幼少期、これは死活問題だった。だって三次元の男の子ってほぼ9割気持ち悪いじゃん。すぐ泣くし(まあタキシード仮面もすぐ敵に捕まるけどな)イケメンはすごく少ないし、なんか生理的に無理。人間味溢れすぎてて無理。そうこれ、人間味。肌色率が高すぎるのだ。アニメキャラはだいたい肌面積が少なくて、人間味が少なくて、そもそも生物じゃないのだ。すごく安心できるのだ。お分りいただけるだろうか。私は人間が嫌いだ。特に人間の肌色が嫌い。生々しすぎる。あの考え方の利己的な感じも大嫌いだ。あんなんでは無私の愛とか不可能だろう。現実はアニメ化できない。つらい、つらすぎる。アイドルならギリギリわかるけどね、アイドルは紙面か画面かステージだもの。握手会ってそう考えるといいシステムだよね。ギリギリ触れ合えるから。

異性への思いはファンタジーじゃないといけないと思うんですよ。神さまもいない、奇跡は起きない、明日の天気は科学が教えてくれる、病気は病院へ行って治す(そしてよくある医療ミス)。平均寿命が毎年更新され、平均年収が晒され、平均結婚年齢まで出てくる。こんな世の中だと、自分の人生がある程度予想がついてしまって、本当につらい。「うちの大学のこの学部の人はこの会社に入っています。」こうやって、過去事例に縛られていく。この社会はもうこれ以上発展しないだろう、なんて思いながら、似たような人生を歩んでいく。そんな中で唯一定まらないもの、それが恋愛であったり結婚であったりするわけです。

しかし!僕が好きなアニメキャラは!触れない!触れられない!

一応、夢小説で補完するだとかいっそ小説家になるとかアニオタ同志でワイワイやるとか、楽しむ方法はあるわけなんですけど、個人的に人肌がないのはアウトでした(本当の肌は気持ち悪いんですけどね。質量と温かみさえあればいいんです)。なので、対策としては下記となりました。

・ アニメキャラみたいな人を探す(イケメンで中性的(生理的に無理でない)で天才的な才能がある。できたら高学歴高収入)

はい、ほぼ無理です。だってそんな人間に釣り合う人間じゃないもの自分が。何回整形したらいいんだよ。。。

まともな会社に勤めてる人ってのは社会的に安心感がありますけど、同時に女同士のマウンティングに巻き込まれそうで嫌だなとも思う(旦那の勤めてる会社でマウンティングされそう)し、将来が見えるわけですよ。だって定年があるんだぜ?

にしてもアニメキャラが魅力的なのは空想だからなんだと思うんだよな。なんていうかあれこそがあるべき姿なんだと思うよ。明日からコスプレして過ごそう。

ていうか今更だけどセーラームーンって確か将来的には東京都知事になるんだっけ。やっぱり面白いよな。