品川OLの腰掛日記

彼氏のことや仕事のことなど

恋愛から卒業したい

人生お疲れ様です。サークラ姉(@syuumatudannsi)です。この記事はサークラアドベントカレンダー二日目です。アドベントカレンダーの書き方がよくわかっていないので失礼があったらすみません。

僕がこじらせているものは容姿です。あとは強いていえば知性かな。そして恋愛。

こじらせた原因については、母親がかなり容姿に重きを置く人でした。よく考えれば知性も、母が好きなものでしたし、よくよく思い返せば母も恋愛好きなタイプでした。

自分語りですが、幼少期〜19歳ぐらいまでの間、ざっくり言うと父方の祖父母と両親からはほぼ虐待またはそれに近い扱いを受けていたので、愛情に飢えていた。昔から、人肌のあたたかさを知りたいなと思いながら生きていた気がする。具体的に言えば、僕は一浪してるんだけど、そのとき親から衣服も食事もろくに与えられなくて、夏は当然のようにクーラーのない部屋、そして冬ももちろんクーラーのない部屋、そして精神的な重圧に耐えかねて、最後には体を壊してしまった。完全にダメになって吐いているときですら、母は僕より汚れた床の心配をしていた。実は今でもそのときの後遺症に悩まされていて定期的に病院に通っている(薬がないと死ぬ)。

「容姿・知性(これは19歳当時、学歴と読み替えていた。いつも僕の周りには知性がない人はいなかったので、そこでランク付けをするとなると学歴しかなかった)・恋愛」。こじらせってワードの意味を、僕は「自分が『劣って』いるけれどこだわってしまうこと」と捉えている。そしてその定義に上記3項目は当てはまる。ここでひっかかるのが『劣って』いるという認知で、例えば僕は同志社大学卒なのだけど、入学時は比較的学歴コンプレックスがあった。それは旧帝だったり医学部だったりするのがあたりまえの友人に囲まれていたからそうなったのだけど、別に世間的に見れば同志社だって悪い大学ではないはずだ。

当時の僕は何故大学名にこだわってしまったんだろう。それは怖かったからかもしれない。僕が通っていた高校は進学校だったので、高校生の頃は一流大学を卒業して一流企業に入らないと死ぬって思っていたし、それはある意味正解だった(つまり一流大学を卒業して一流企業に入るであろう高校の同級生と共通の話題を持つことができないから、当時の私の世界が死ぬ、ということだ)。そして親から一流大学に入れなければお前に投資してきた学費が無駄になると圧をかけられていたから。実際のところ、就職してから学歴を感じることはあんまりない(例えば今の会社だと大方の人が僕より高学歴だけど、それが原因でつらい思いをしたことはない)。

容姿についてはあんまり悩んでいない。可愛く生まれてきてよかったって思う。もちろん僕より綺麗な人はいくらでもいるけど、容姿を原因にいじめれたりはしていないから。ならばなぜ「こじらせ」というかというと、やっぱり外見に執着しているし、今後加齢にともなっておばさんになっていくわけだし、やはり周囲の美醜を気にしてしまうから。

最後に恋愛なのだけど、これがいちばんやっかいだなと思う。

かつて、僕にとって恋愛とは家族をつくる過程だった。こう書くと僕が恋愛をただの道具としてしか見てないようだけど、道具を愛して何が悪いのでしょうか。大好きですよ恋愛。家族に恵まれなかったと自分では思っているので、自分のことを心から愛してくれる異性と出会って恋をして一生を共にしたいと思っていた。つまりそれは(僕にとっては)愛を表明するためには「結婚」して家族になってくれることが重要だった。そして僕は結婚したいと思える人としか付き合わなかった。けれどそんなこと言っていたくせに数年で彼氏は変わるし今の彼氏ともまだ結婚どころか婚約もしていない。愛とは。10代の僕が描いていた愛とは。

こう書くと婚活っぽくなってしまうのだけど、でもちゃんと恋愛はしていたんだよね。ちゃんと相手のことを好きだったし。

僕が強くなってしまったんだろうなと思う。高校時代の僕の予想に反して、僕はちゃんと大学を卒業しまともな企業で普通に働いている。別に他人に頼らなくても(家族がいなくても)ひとりでやっていけるのだ。ここ数年、特にそれを実感している。

若い頃は恋愛の仕方がわからなくて、ただ相手を思っているだけで恋愛に満足していた。コントロールが効かない暴投を豪球だと思っているみたいな。ここ最近の小賢しい私は、すっと相手の手を握れば男性が落ちることを知ってしまった。だから、恋愛で満たされなくなってしまった。自分がかわいいことを知っていて、相手から拒絶される不安感ゼロで「好き」って言えることの軽さが、恋愛の醍醐味(相手に受け入れられるかの不安感)を感じさせなくしているんだろうな。

恋の終わりってなんなのだろう。両思いになればいいの?付き合えばいいの?キスすればいいの?結婚すればいいの?子供ができたら?一緒のお墓に入ったら?恋愛の終着駅が見つからないから、私の恋路は暴走一直線。本来ならパートナーと長年連れそうことで愛を深めていくのが正解なんだろうけど、結婚はしてないし、愛を深めるにはまだ年齢が足りないような気がする。

小手先のテクニックだけはあって、相手を受け入れる気はさらさらなくて、だけどターゲットの異性にかける言葉は優しい。でも本当の恋愛は、相手のことを受け入れたくて、相手に受け入れられたくて、お互いの思いの差異やすれ違いにやきもきしたり一喜一憂したり、そういうものなんですよね。というか、そうであって欲しい。その過程で、ずっと一緒にいられたらいいね、って言いながら籍を入れたい。なんていうか今の彼氏はすぐに私をすべて受け入れてくれたから恋愛の醍醐味的なのが一切なくて、なんだかつるつるした関係だなって思う。

軽い恋愛から卒業して、もう一度大恋愛がしたいと思う。

3日目はホリィ・センさんです。よろしくお願いします。

<追伸>年末にサークラ関係者で合宿やるので興味ある人は連絡ください。私と面識がなければホリィセンに繋いでもらってください。